社寺、古民家再生、無垢材での新築、リフォームは奈良県吉野郡の青竜建設

社寺・仏閣建築の流れ

達中寺本堂建築の流れ〈前半〉

こちらのページでは、社寺・仏閣を建築してゆく様子を、前半と後半に分けてご紹介しております。

達中寺本堂建築の流れ1

達中寺本堂 材木の量

本堂ともなると建て方だけでも、これだけ必要な量が入ります。
軸組・小屋組は、原寸図から墨付け・刻みへとすませました。
左は、写真には入りきらない野物材で、ほんの一部です。化粧材・地松などあり、規模にもよりますが、原寸図から刻みと、最低でも3ヶ月〜かかり、棟上まで日数をかけて行われるのです。

 
達中寺本堂建築の流れ2

達中寺本堂 丸柱

本堂に使われている丸柱はまず、正八角形に加工し、墨付け・刻み、そして一旦刻んだ所を仮の埋木をし、十六角・三十二角形と、角を落とす作業をしています。
最後に丸カンナで仕上げ埋木をしているため、刻んだ穴などにカンナが引っかからないようにし、柱にくっつく敷居・鴨居など、丸く欠き取ります。
丸柱の加工というのは、非常に時間と根気が必要ですが、手間隙かける分、出来上がりは大変良いものになります。

 
達中寺本堂建築の流れ3

達中寺本堂 土台伏せ

いよいよ建方の準備です。
土台を伏せて先に足場を組みます。寺院は軒先の出が大きいので、柱廻り・軒廻りと広いステージが必要です。
軒の仕舞に日数がかかるので、素屋根が必要となり、一般住宅と違い費用がかかるところです。

 
達中寺本堂建築の流れ4

達中寺本堂 軸組

柱を建て、壁貫・クサビマ・柱間を固め、柱のホゾは、斗・肘木を貫通して桁まで立てています。昔からのやり方で、金物で頼らせないところです。
寺院は住宅と違い、中心部分に柱が少ないのです。(左の写真中央に柱が伸びているのがお分かりでしょうか?)
左の写真は小屋組みを受ける敷桁が、直接柱を受ける10mのスパンを2本のこの柱で支えている寺院の構造です。

 
達中寺本堂建築の流れ5

達中寺本堂 上棟式小屋組

桁の上に土居桁(枯木を受ける)敷行・登り梁・束・母屋・棟木と積み上げていきます。
束と束は、貫を通し、コミ栓打ちとしています。こうする事で、もうガチガチになり、筋違いが不要な位に固まります。
瓦も昔と違い、土を乗せず空葺きです。それでもこれだけの材木の量で、また瓦・軒先の加重が加わり、柱の少ない寺院の加重バランスを考えなければならない所です。

 
達中寺本堂建築の流れ6

達中寺本堂 上棟式

檀家さんや建設委員の皆様が勢ぞろいされた中、綱引きの儀・上棟の儀が厳粛に執り行われ、御供まきなど、盛大に行われました。

達中寺本堂建築の流れ〈後半〉

達中寺本堂建築の流れ7

 
達中寺本堂建築の流れ8

達中寺本堂 軒先・枯木

寺院と住宅の差がここです。
天井板で隠れてしまうので、ほとんどの方が枯木を知りません。
軒の出が深い為、ホゾ差し・土居桁を支点とした上、天秤の要領で軒先を持ち上げ、瓦を乗せても下がる事なく加重された力は、桁・柱へ伝わらせます。
これが本当のお寺の曲線美が出るところです。

 
達中寺本堂建築の流れ9

達中寺本堂 内部の施工

屋根が出来ると七割の木工事が出来たところです。
この後も、床組み・壁じまい・内法長押・天井・縁廻り・裏堂〈庫裏との取合)の工程と続けていきます。

 
達中寺本堂建築の流れ10

達中寺本堂 軸組内部

漆喰壁が仕上がりました。
建具が入り、畳が敷かれ、壇が飾られ、欄間も入り、ご本尊様が祀られ、内部は完成です。

 
達中寺本堂建築の流れ11

達中寺本堂 外部

足場・素屋根が取られ、すっきりとしたところです。
縁廻り・高欄も取り付けたので、後は外構工事のみです。
立派なご本堂が出来たと檀家さんたちが喜んで下さるのが、一番嬉しいことです。

 
達中寺本堂建築の流れ12

達中寺 落慶法要

外構工事が終了し、庭に植えられた木々も揃えられ、待ちに待った落慶法要です。
当日、吉野TV(CVY)の撮影・建築新聞〈12月号〉にも掲載され、感謝状まで頂けたこと、これが一番心に残りました。

達中寺鐘桜建築の流れ

達中寺鐘桜建築の流れ1

 

 
達中寺鐘桜建築の流れ2

 

 
達中寺鐘桜建築の流れ3

 

 
達中寺鐘桜建築の流れ4


 
達中寺鐘桜建築の流れ5

 

 
達中寺鐘桜建築の流れ6

 

達中寺鐘桜建築の流れ7

 

 
達中寺鐘桜建築の流れ8

 

 
達中寺鐘桜建築の流れ9